ボサノバに泣いている/潮風に抱かれて \1,500 NOW ON SALE 注文する
1.ボサノバに泣いている 5:06
(作詞:緑川久美子/作曲:Luis Sartor)
2.潮風に抱かれて 4:48
(作詞:鞠沙樹里/作曲:バイソン片山)
3.ボサノバに泣いている 5:06
(カラオケ)
4.潮風に抱かれて 4:28
(カラオケ)
現在MUSIC.JPより着うた配信中です。 携帯電話をお持ちの方は右QRコードを読むか、http://mobile1.indies.jp/atop.asp?aid=1001075より 「ボサノバに泣いている」、「潮風に抱かれて」がダウンロード可能です。 |
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全国有線放送に鞠沙樹里のオリジナル日本語曲「ボサノバに泣いている」、「潮風に抱かれて」がリクエスト可能になりました!!
リクエスト問い合わせ(無料)
<ケーブルタイプ>フリーダイヤル
・(0120)70-9302 または (0120)70-9301
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Like you(Album) \2,800 SOLD OUT
1.IN THE WEE SMALL HOURS OF THE MORNING 5:25
(Bob Hilliard,Dave Mann)
Better Half Music
2.WATCH WHAT HAPPENS 4:31
(Norman Gimbel,Michel Legrand)
Michel Legrand Music
3.SUMMERTIME 4:44
(DuBose Heyward,George Gershwin)
P.D.
4.I THOUGHT ABOUT YOU 4:55
(Johnny Mercer,Jimmy Van Heusen)
Chappell Music
5.HOW DEEP IS THE OCEAN 5:23
(Irving Berlin)
Irving Berlin Music
6.THE VERY THOUGHT OF YOU 7:43
(Ray Noble)
Cambell Connelly and Co.
7.EXACTLY LIKE YOU 3:09
(Dorothy Fields,JimmyMcHugh)
Shapiro Bernstein Co.
8.A DAY IN THE LIFE OF A FOOL 4:36
(Carl Sigman,Luiz Bonfa)
Chappell Music
9.IN A MELLOW TONE 4:59
(Milt Gabler,Duke Ellington)
EMI Robbins Catalog
10.WHEN YOU WISH UPON A STAR 6:17
(Ned Washington,Leigh Harline)
Bourne Co.
11.JUST SQUEEZE ME 4:12
(Lee Gaines,Duke Ellington)
EMI Robbins Catalog
All tunes arranged by Ray Brown
Like youアルバム完成まで・・・
ベースの巨人、レイ・ブラウンが日本にツアー中に偶然、耳にしてその才能に惚れ込み、デビュー作をサポートしたジャズ・ボーカル界のシンデレラ・ガール、鞠沙樹里(まりさ・じゅり)のファーストアルバムの登場である。
全曲、レイ・ブラウンがアレンジし、音楽監督をつとめた、という熱の入れようからもお分かり頂けるだろうが、ここ数年のすべてのジャズ・ボーカル・アルバムのなかでも出色の出来映えと断言できる傑作である。
内容はスタンダード・ナンバーばかりで、レイ・ブラウンにとっては、これが遺作の可能性も高く、また数多くのシンガーをバックアップしてきたレイ・ブラウンが最後に希望を託したシンガーが、我が日本から出現したことに、日本のジャズ・ファンは大いに意を強くすることであろう。
鞠沙樹里は群馬県出身で本名は高橋敏江。代々木のミューズ音楽学院でジャズ・ピアノ科を終了後、渡米しジャズ・ボーカルの魅力にあらたな感動を受け、帰国後、峰純子に師事し、本格的にジャズ・ボーカルを習得した。
峰純子は日本を代表するジャズ・ボーカリストとして数多くのレコード(CD)を発表し、いずれも高い評価を得てきたベテラン・シンガーである。鞠沙樹里は天性のチャーミングな声と、楽曲の歌詞をよく理解した表現力でもってケレン味のない素直な歌唱を披露しているが、日本のジャズ・ボーカリストにありがちな過度に感情を入れ込むスタイルでなく、さらりと歌い上げて深い情感を感じさせてくれる独特の個性をもっている。この才能はもって生まれた天分けだろうが、住々にして黒人の物事似ボーカルのような体裁を装いながら、実のところはジャズのフィーリングからかけ離れてしまう多くの日本人ジャズ・シンガーが陥るかっこわるさと無縁のところに鞠沙樹里はいる。
彼女のライブが年季のはいったジャズ・ファンから絶対的に支持されているのも、清楚な容姿だけでなく、その歌唱が一度聞いたら忘れられないほどの魅力に満ちているからに他ならない。鞠沙樹里は1994年に上京し、首都圏を中心に活動を始めた。
1996年ツムラ・ジャズ・ボーカル賞の新人にノミネートされ、ジャズ関係者の間で注目を集め始めるようになった頃、レイ・ブラウンが偶然、彼女のステージを聴き、レコーディングを強く勧め、全面サポートを約束して、このCDのプロジェクトがスタートしたのであった。
彼女のデビュー・レコーディングの音源は多くのレコード会社からのオファーを受けたが、最終的にはジャズバンクが獲得し、発売されることになった。いちはやくこの音源をきいた日本のジャズ評論界の大御所である青木啓、児玉紀芳、瀬川昌久各氏も賞賛を惜しまず、またレイ・ブラウン自信も、機会をみて、アメリカのレコード会社からのデビューを考えていたふしもあるが、それは彼の突然の死去によって実現先送りとなってしまったようだ。
レイ・ブラウンの作品をレコーディングした経験もあるジャズバンクの中尾洋一プロデューサーは『彼女が今後、精神していくことで、日本のジャズ・ボーカルの未来は明るいだろう、とレイ・ブラウンが絶大な賛辞を寄せていました』と語る。『彼は共演者に対しては本当にきびしい姿勢をもったひとでした。そのかわり自分が本当に気に入った相手だと手を抜く演奏は絶対やりませんでした。この作品のアレンジや演奏も気合いがはいっているし、彼のやる気を感じさせますねよね』。鞠沙樹里はピアノ&ボーカルの弾き語りで都内の有名ホテルに出演し、多くのファンをつくった。
現在は人気ドラマーバイソン片山トリオと共演するほか東京、横浜を中心に有名ジャズ・クラブに出演し、着実にスター・シンガーへのステップを歩んでいる。今回のレコーディングのキーパソンであるレイ・ブラウンはペンシルベニア州ピッツバーグの出身で、1940年代にディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーらとの共演で脚光を浴びた。歌手のエラ・フィッツジェラルドと結婚して話題となり、公私にわたって彼女を支えたが、後に離婚してる。
50年代にはオスカー・ピーターソン・トリオの活動に参加し、名ベーシストとしての地位を確立した。70年代以降も自らのグループを率いて精力的な活動をおこなったが2002年7月にゴルフ場で心臓マヒのため75歳で死去している。